午前中 営業、午後 同窓会

 昨日(5月25日)は午後から、高校の同窓会に出席しました。卒業以来初めての出席です。福山市内の高校ですが、なにせ神石中学校から一人だけの入学でしたのでもともと知り合いが少ない上に、生来の引っ込み思案で、クラブの友だちぐらいしか親しく話せる友達がいない、というのが、今まで参加しなかった理由です。そんな気持ちを変えたのは、講演会の講師が、元野球選手の古田敦也氏だったこと。日曜日は、Roti Harapanの営業日でもあるので、どうしようかと散々迷ったのですが、野球好きの気持ちには勝てず、午前中だけ営業して、午後からは急いで福山に戻り講演会・懇親会に出席しました。

 ただ、午前中だけでも営業して良かったなということがありました。この日は、府中方面からのお客様が数人寄ってくださったのですが、そのうちのお一人は、読売新聞の「府中ニュース」に「うどんセミナー」の情報が載っていて、それを見てRoti Harapanを探して来てくださったのです。どこのどなたが、「うどんセミナー」の情報を提供してくださったのかは分かりませんが、この場を借りてお礼申し上げます。また、新市から自転車で走ってきた(!)という男性も、のぼりを見て立ち寄ってくださいました。「天然酵母パンは好きなんですけど、お店がちょっとするとなくなるんですよね。」と、残念そうに言われます。景色を見ながらパンを食べて、「美味しい」と言っていただきました。Roti Harapan、しばらくはなくならないように、頑張ります!

 さて、講演です。あの柔らかで歯切れよく聞きやすい話し方で、自分の野球人生を語られました。印象に残ったのは、「くやしさ」が人間にとって大きなエネルギーになるということ。立命館大学時に、絶対確実と言われたドラフトにかからず、社会人野球2年間を経てプロ入りされたことは知っていましたが、「プロに行く」という明確な目標を自分から持ったのは、大学卒業時にドラフトにかからなかったから、というのは初めて知ったことでした。「絶対プロに行って見返してやる」という思いで、自分でいろいろ考えてトレーニングをつみ細かい目標を一つずつクリアして、ヤクルト指名を勝ち取ったのです。

 プロ入り後の野村監督のミーティングのお話も興味深かったです。初めてのミーティングで示された「耳順」。「目で見えることは分かりやすいが、それだけではなく人の意見にも素直に耳を傾けるべし」という意味に理解しました。「耳順」は「六十歳」の異称でもあるのですね。『論語』の「六十による。修養を積んで他人の言葉を素直に受け入れる」から来ているようです。さて、Harapan店主はどうでしょうか?